臨床免役編(2)
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―臨床検査専門医および臨床検査専門医を目指す方のための、画像を中心としたクイズ形式のセミナーです。
- 出題と解答:日本臨床検査専門医会 教育研修委員会
- 各設問の位置で右スクロールするとそれぞれの解答が見られます。
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設問番号:IM0001
[問題]抗核抗体の蛍光染色パターンの種類を述べよ。
[解答欄]
模範解答:IM0001
[問題]抗核抗体の蛍光染色パターンの種類を述べよ。
均一型
homogeneous pattern
辺縁型
peripheral (rim, shaggy) pattern
斑紋型
speckled pattern
(核小体は染色されない)
核小体型
nucleolar pattern
散在斑紋型またはセントロメア型
discrete speckled or cetromere pattern(chromosomeでのセントロメア)
設問番号:IM0011
蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターンが下記の場合、対応抗原およびそれが出現する主な疾患を述べよ。
均一型 homogeneous pattern
模範解答:IM0011
対応抗原→deoxyribonucleoprotein(DNP)
histone(H1, 2, 3, 4)
主な疾患→SLE(30~70%)
他の自己免疫疾患(30%以下)
drug induced LE
均一型 homogeneous pattern
設問番号:IM0021
蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターンが下記の場合、対応抗原およびそれが出現する主な疾患を述べよ。
辺縁型 peripheral (rim, shaggy) pattern
模範解答:IM0021
対応抗原→DNA
主な疾患→SLE
(二重鎖および一重鎖DNA抗体)
辺縁型 peripheral (rim, shaggy) pattern
設問番号:IM0031
蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターンが下記の場合、対応抗原およびそれが出現する主な疾患を述べよ。
斑紋型 speckled pattern (核小体は染色されない)
模範解答:IM0031
対応抗原→U1 RNP(nRNP)
Sm、Scl-70、Jo-1など
主な疾患→MCTD(100%)
SLE(20~30%)
PSS(10~20%)
PM(30%)
斑紋型 speckled pattern (核小体は染色されない)
設問番号:IM0041
蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターンが下記の場合、対応抗原およびそれが出現する主な疾患を述べよ。
核小体型 nucleolar pattern
模範解答:IM0041
対応抗原→RNA
主な疾患→PSS(10~20%)
核小体型 nucleolar pattern
設問番号:IM0051
蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターンが下記の場合、対応抗原およびそれが出現する主な疾患を述べよ。
散在斑紋型またはセントロメア型
discrete speckled or cetromere pattern
(chromosomeでのセントロメア)
模範解答:IM0051
対応抗原→centromere
主な疾患→CREST(10~20%)
PBC(40%)
散在斑紋型またはセントロメア型
discrete speckled or cetromere pattern
(chromosomeでのセントロメア)
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