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JACLaP WIRE No.19 2000年2月23日
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============================≪ 目 次 ≫============================
[お知らせ]◆春季大会のお知らせ
[お知らせ]◆新役員・幹事・委員長のお知らせ
[お知らせ]◆平成12年度第1回幹事会議事要旨
[お知らせ]◆第6回アジア臨床病理学会のお知らせ
[お知らせ]◆会員数の推移について
[ニュース]◆第16回認定臨床検査医認定試験合格者
[ニュース]◆第3回形態検査インターネットサーベイ
[ニュース]◆第2回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム
[Q&A] ◆FMS導入交渉のポイント
[Q&A] ◆キシロース吸収試験
[Q&A] ◆バンコマイシンのTDM
[編集後記]◆未来ビジョン検討委員会の生い立ちについて
* ========================≪ JACLaP WIRE ≫======================== *
[お知らせ]◆春季大会のお知らせ
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第10回日本臨床検査医会春季大会は下記要領で開催されます。大勢のご参
加をお待ちしています。
会場:札幌医科大学講堂
〒060-8543 札幌市中央区南1条西16丁目
TEL: 011-611-2111
4月21日(金)
17:00〜17:10 開会の辞 大場康寛(近畿大学)
17:10〜18:00 第10回日本臨床検査医会春季大会 特別講演
司会 吉田 浩(福島県立医大)
演者 河野均也(日本大学)
演題 ―21世紀に向けての意識改革―
18:00〜 交流懇親会
4月22日(土)
9:10〜12:00 I シンポジウム ―臨床検査最近の進歩―
司会 櫻林郁之介(自治医大)
吉村 學 (京都府立医大)
9:10〜 9:35 血液学 渡辺清明(慶応大学)
9:35〜10:00 臨床化学 清水 章(大阪医大)
10:00〜10:25 免疫学 小林 功(群馬大学)
10:25〜10:50 微生物学 猪狩 淳(順天堂大学)
10:50〜11:15 遺伝子診断学 神辺眞之(広島大学)
11:15〜12:00 総合討論
12:00〜13:00 昼食及び日本臨床検査医会常任・全国幹事会
13:00〜15:00 II 特別講演 ―私のライフワーク―
13:00〜13:40 司会 佐々木毅(東北大学)
演者 巽 典之(大阪市大)
13:40:14:20 司会 菅野剛史(浜松医大)
演者 網野信行(大阪大学)
14:20〜15:00 司会 中原一彦(東京大学)
演者 丸山征郎(鹿児島大学)
15:00〜15:15 休憩(コーヒーブレイク)
15:15〜17:00 III パネルディスカッション
―21世紀に向けて臨床検査医学に
今何が求められているのか―
司会 濱崎直孝(九州大学)
パネリスト 一山 智(京都大学)
勝山 努(信州大学)
清島 満(岐阜大学)
茆原順一(秋田大学)
日野田裕治(山口大学)
17:00〜17:10 閉会の辞 森三樹雄(獨協医大)
[2000年2月22日 大会長 渡邊直樹(札幌医大)]
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[お知らせ]◆新役員・幹事・委員会のお知らせ
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平成12年度の役員および委員会の陣容が決まりましたのでお知らせします。
日本臨床検査医会平成12年度役員名簿
■会長 河野均也 (日本大学医学部臨床病理)
■副会長 森三樹雄 (獨協医科大学越谷病院臨床検査部)
渡邊清明 (慶応大学病院中央臨床検査部)
■常任幹事 熊坂一成 (日本大学医学部臨床病理)
村井哲夫 (聖路加国際病院臨床検査科)
高木 康 (昭和大学医学部臨床病理)
■幹事 渡邊直樹 (札幌医科大学付属病院検査部)
伊藤忠一 (岩手医科大学臨床検査医学)
富永真琴 (山形大学医学部臨床検査医学)
櫻林郁之介(自治医科大学大宮医療センター)
下 正宗 (東葛病院臨床病理科)
勝山 努 (信州大学医学部臨床検査医学)
中原一彦 (東京大学医学部臨床検査医学)
西堀眞弘 (東京医科歯科大学医学部臨床検査医学)
橋詰直孝 (東邦大学大橋病院臨床検査医学研究室)
水口國雄 (帝京大学付属溝の口病院臨床病理科)
宮 哲正 ((株)保健科学研究所)
中島伸夫 (名古屋大学医学部臨床検査医学)
清水 章 (大阪医科大学病態検査)
高橋伯夫 (関西医科大学病態検査)
藤田直久 (京都府立医科大学臨床検査医学)
影岡武士 (倉敷中央病院臨床検査科)
松野容子 (山口大学医学部附属病院検査部)
岡部紘明 (熊本大学医学部臨床検査医学)
■監事 大場康寛
河合 忠 (国際臨床病理センター)
日本臨床検査医会平成12年度委員会名簿
◆情報・出版委員会
◎ 森三樹雄 (獨協医科大学越谷病院臨床検査部)
石田 博 (川崎医科大学検査診断学)
伊藤喜久 (自治医科大学臨床病理)
岡田正彦 (新潟大学医学部臨床検査診断学)
神辺眞之 (広島大学医学部臨床検査医学)
木村 聡 (昭和大学医学部臨床病理)
高木 康 (昭和大学医学部臨床病理)
土屋達行 (日本大学駿河台病院臨床病理)
西堀眞弘 (東京医科歯科大学医学部臨床検査医学)
舩渡忠男 (東北大学医学部附属病院検査部)
藤田直久 (京都府立医科大学臨床検査医学)
松野容子 (山口大学医学部附属病院検査部)
松野一彦 (北海道大学医療技術短期大学部衛生技術学科)
三宅一徳 (順天堂大学医学部臨床病理)
山口一郎 (山形大学保健管理センター)
◆教育・研修委員会
◎ 熊坂一成 (日本大学医学部臨床病理)
伊藤喜久 (自治医科大学臨床病理)
清水 章 (大阪医科大学病態検査)
下 正宗 (東葛病院臨床病理科)
高木 康 (昭和大学医学部臨床病理)
玉井誠一 (防衛医科大学校病院検査部)
松尾収二 (天理よろづ相談所病院臨床病理部)
三宅一徳 (順天堂大学医学部臨床病理)
村上純子 (日本大学駿河台病院臨床病理)
森三樹雄 (獨協医科大学越谷病院臨床検査部)
◆資格審査・会則改定委員会
◎ 渡邊清明 (慶応大学病院中央臨床検査部)
石 和久 (順天堂大学浦安病院検査科)
上田尚紀 (山口県立中央病院臨床検査科)
神辺眞之 (広島大学医学部臨床検査医学)
佐守友博 (日本医学臨床検査研究所)
古田 格 (近畿大学医学部臨床病理)
◆渉外委員会
◎ 村井哲夫 (聖路加国際病院臨床検査科)
猪狩 淳 (順天堂大学医学部臨床病理)
岡田 淳 (関東逓信病院臨床検査科)
窪田規一 (エスアールエル)
河野 理 (ダイナボット)
今 哲昭 (第一化学薬品)
高木 康 (昭和大学医学部臨床病理)
山中光明 (和光純薬)
◆未来ビジョン検討委員会
◎ 高木 康 (昭和大学医学部臨床病理)
○ 西堀眞弘 (東京医科歯科大学医学部臨床検査医学)
(他の委員は現在人選中)
[2000年2月21日 総務・会計幹事 高木 康]
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[お知らせ]◆平成12年度第1回幹事会議事要旨
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○日時:平成12年1月22日(土) 午後3:00〜5:00
○場所:ホテル国際観光(東京駅・八重洲口徒歩2分)
千代田区丸の内1-8-3 TEL:03-3215-3281
挨拶:河野均也日本検査医会会長
新幹事紹介、委嘱状授与
議題:
1.報告
○平成11年度会計報告
平成11年度の決算報告があり、承認された。会費未納者に対しては会則
に則り、対処することが承認された。なお、未納者の分析を次回に報告
することになった。
○各種委員会
1)情報・出版委員会
・平成11年度報告と平成12年度予定・進捗状況が報告された。
・JACLapNewsの編集主幹は木村聡(昭和大学)から松野容子(山口大学)
への変更が次回の情報・出版委員会で承認される。
2)教育・研修委員会
・平成12年度予定が報告された。教育セミナーについては今年も大阪で行
うこと、受講者の資格について追加された。
3)資格審査・会則改定委員会
・昨年度からの名誉会員、有功会員、会長選挙に関して継続審議すること
が報告され、会長選挙については早急に答申案を提出することになっ
た。
4)渉外委員会
・振興会セミナーの日程は現在検討中であること、関連団体との交渉を密
に行いたいなどが報告された。
5)第10回検査医会春季大会(渡邊大会長)
・4月21、22日に札幌で開催されることや、大会の概要が報告された。
2.審議事項
1)平成12年度予算案
・今年度の決算とほぼ同額の予算案が提出され、承認された。未納会員へ
の督促を行うことが指示された。
2)検査医会検討委員会(仮称)について
・未来ビジョン検討委員会が常任委員会として設置されること、委員長に
は高木庶務幹事、事務局長には西堀幹事が任命され、委員選出を行うよ
うに指示された。
3)その他
・JCCLSの医会からの評議員として、森副会長を推薦することが承認され
た。
3.その他
・臨床検査医学講座の総合診療科への移行(主に関西)など厳しい状況の
調査を行い、非公開の情報を会員に提供するよう要請があった。
[2000年2月21日 総務・会計幹事 高木 康]
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[お知らせ]◆第6回アジア臨床病理学会のお知らせ
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第6回アジア臨床病理学会が2000年10月12日からl3日まで韓国のプサンにあ
る Haeundae Grand Hotelで開催されます。抄録(英文)の締切りは4月30日で
す. 登録料は7月31日以前が300米ドル、7月31日以後は350米ドルです。
釜山大学の金教授、孫教授から、日本の皆様の参加をお待ちしている旨の連
絡がありました。ぜひご出席ください。会議の詳細は第6回アジア臨床病理学
会のホームページをご覧下さい。アドレス(URL)は次のとおりです。
→ http://www.kscp.org/ACCP/index.htm
[2000年2月19日 副会長 森 三樹雄]
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[お知らせ]◆会員数の推移について
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ホームページに掲載している要覧に会員数の推移を追加掲載しましたので、
ご利用下さい。
→ http://www.jaclap.org/directory1999.html#totalnumber
[2000年1月14日 副会長 森 三樹雄]
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[ニュース]◆第16回認定臨床検査医認定試験合格者
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先に行われた平成11年度認定臨床検査医試験において、下記の方々が合格
された。日本臨床病理学会の会員歴が5年未満の方には、その条件を満たした
時点で認定証が交付される。
広岡 良文(愛知医科大学)
西村 眞人(京都府立医科大学)
後藤 峰弘(愛知医科大学)
土屋 眞一(長野県がん検診・救急センター)
富田 明夫(愛知医科大学)
中村 栄男(愛知県がんセンター)
草野 展周(琉球大学医学部附属病院)
高木 芳武(獨協医科大学越谷病院)
立山 義朗(広島市立安佐市民病院)
熊谷 俊一(神戸大学医学部)
諏訪部 章(山形大学医学部)
原田 智子(名古屋大学医学部附属病院)
小出 典男(岡山大学医学部)
秦 美暢(自衛隊中央病院)
佐藤 仁哉(防衛医科大学校病院)
幸村 近(旭川医科大学医学部附属病院)
木村 雅友(国立南和歌山病院)
森 良雄(公立学校共済組合東海中央病院)
一山 智(京都大学医学部附属病院)
安波 禮子(大阪府立病院)
勝山 努(信州大学医学部)
若狭 研一(大阪市立大学医学部附属病院)
小島 英明(東京都神経科学総合研究所)
富永 真琴(山形大学医学部)
本田 孝行(信州大学医学部)
新井 栄一(埼玉医科大学)
保嶋 実(弘前大学医学部)
中村 康寛(聖マリヤ病院)
坂野 章吾(名古屋市立大学病院)
松本 一仁(国立弘前病院)
辻 直子(祐生会みどりヶ丘病院)
橋本 佳明(東京大学医学部附属病院)
横井 豊治(名古屋大学医学部)
福島 万奈(甲府共立病院)
宗像 靖彦(東北大学医学部附属病院)
米山 彰子(東京大学医学部附属病院)
細川 洋平(京都第一赤十字病院)
中澤 功(信州大学医学部)
高橋 玲(京都大学医学部)
清水 道生(北海道大学医学部附属病院)
塩澤 哲(信州大学医学部)
伊藤以知郎(袋井市民病院)
小園 亮次(広島大学医学部部附属病院)
藤巻 淑(群馬大学医学部附属病院)
出原 賢治(九州大学医学部附属病院)
(以上45名、敬称略)
[2000年1月22日 編集主幹 西堀眞弘]
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[ニュース]◆第3回形態検査インターネットサーベイ
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文部省形態検査インターネットサーベイ研究班が、標記のサーベイについて
下記のアナウンスを発表した。
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2000年2月1日
臨床検査に関心をお持ちのすべての方へ
インターネットサーベイ事務局
「形態検査インターネットサーベイ」実施のご案内
昨年に引き続き、インターネットを利用した形態検査の第3回公開コント
ロールサーベイを実施いたします。本サーベイは、インターネットの画像情報
発信機能を活用することにより、一般、血液、微生物、免疫血清、病理細胞
診、染色体、生理、寄生虫、超音波等、形態の判定を必須とする検査につい
て、サーベイ参加の負担を著しく軽減し、この方面での標準化あるいは精度保
証という面で大きな効果を狙って行うものです。今回も参加料等のご負担はあ
りません。
またこのサーベイでは、各施設単位以外に、個人の立場でもお気軽に回答を
寄せていただくことができます。つきましては、貴施設あるいは所属の方々に
も声をお掛けいただき、是非多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げま
す。
なお実施の詳細は、下記アドレスをご覧ください。
○The Survey Web: URL http://square.umin.ac.jp/survey/
目次の公開実験室から「第3回サーベイ問題編」を選択してください。
文部省形態検査インターネットサーベイ研究班事務局
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
東京医科歯科大学医学部附属病院検査部気付
FAX: 03-5803-0110(検査部西堀宛と明記)
E-mail: mn.mlab@med.tmd.ac.jp
URL: http://square.umin.ac.jp/survey/
[2000年2月1日 研究代表者 西堀眞弘]
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[ニュース]◆第2回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム
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昨年5月に文部省形態検査インターネットサーベイ研究班が共催した第1回
シンポジウムに引き続き、標記の第2回シンポジウムが下記の要領で開催され
る。
第2回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム
●総会長 東京医科歯科大学 田 中 博
●主 催 デジタルバイオカラー研究会 設立準備委員会
●後 援 医療情報システム開発センター・厚生省・通商産業省(予定)
●会 期 2000年4月1日(土)〜2日(日)
●会 場 東京医科歯科大学 5号館講堂(下記ホームページの地図参照)
JR中央線お茶の水駅徒歩2分または地下鉄丸ノ内線お茶の水駅すぐ
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45 TEL 03-3813-6111(大代表)
●開催の趣旨
遠隔医療や電子カルテなど、医療におけるデジタル画像の利用拡大ととも
に、表示装置等における色の再現性の問題が表面化しつつある一方で、従来と
は一線を画する色再現精度を持つマルチスペクトル・イメージング技術が実用
化されつつあります。昨年5月の第1回シンポジウムでは、デジタル医用画像
の「色」は医学・医療の多くの分野にかかわる問題であり、かつその解決には
医学と工学の学際的なアプローチが不可欠との認識が高まり、今回は第2回シ
ンポジウムの開催とともに、新たにデジタルバイオカラー研究会が設立される
ことになりました。前回同様、活発で有意義な議論が交わされますよう、多く
の方々のご参加をお待ち申し上げます。
●演題募集要項
(1)パネルディスカッション、一般演題および研究企画提案演題(学際的研
究の促進を図るため、互いに他領域の研究者に共同研究を呼びかけることを目
的とする演題)を公募します。日本語または英語の抄録(字数等に制限はあり
ません)を2月29日(月)必着にて電子メールあるいは他の電子メディアに
格納し、下記参加要項の必要事項(パネルディスカッションではパネリスト全
員につき記載)とともに事務局までお送り下さい。日本語のものは外国の方に
も内容がわかるように、英語のサマリーと英語の図表説明をつけて下さい。な
お、図表はファイルに含めるか原図を郵便でお送りいただいても結構です。受
領後プログラム委員会で査読後、事務局より採否通知をお送りいたします。
(2)採用された演題の抄録はプログラムとともに会期前に電子出版し、イン
ターネットを通じて参加希望者に配付します。印刷物は作成いたしませんので
ご了承下さい。
(3)発表の使用言語は日本語または英語、時間は発表15分+討論5分、形
式はOHP、スライドフィルムあるいは液晶プロジェクターを予定しており、操
作は発表者自身に行っていただきます。液晶プロジェクターをご使用の場合
は、接続するパソコンは発表者自身でご用意下さい。同時通訳はありませんの
で、日本語でご発表の場合は、外国の方にも内容がわかるように、スライド等
の内容を工夫して下さい。当日は発表日時をプログラムでご確認のうえ、開始
30分前までに受付にお越し下さい。
(4)参加できなかった方にもできるだけ同等の情報を提供できるよう、抄録
あるいは抄録を改訂した論文をはじめ、発表時の質疑応答の要点、スライド写
真とその注釈、その他の追加資料を日本語と英語で並記した論文集を電子出版
します。発表者はプレゼンテーション終了後できるだけ早くこれらを事務局ま
でご提出下さい。日本語の抄録および論文は、外国の方にも内容がわかるよう
に、英語のサマリーと英語の図表説明をつけて下さい。
(5)ご発表にあたって上記の要件を満たすことが難しい場合、事務局で可能
な限り支援いたします。遠慮なくご相談下さい。
●参加要項
お名前、英語表記のお名前、所属施設名および部局名、連絡先住所、電話番
号、ファックス番号および電子メールアドレスを電子メールで事務局までご通
知ただいたうえ、国内の方は参加費5,000円(電子版抄録集、電子版論文
集、セミナー受講および懇親会費用を含む)を下記口座にお振り込み下さい。
抄録集はインターネットを通じてお届けする電子版のみとなりますので、必ず
事前にお申し込み下さい。また当日受付で参加証をお渡しする際、振込みの控
えを確認させていただきますので、忘れずにお持ち下さい。なお、学生の方は
参加費を2,000円に減額し、海外からご参加の方は参加費を免除します。
[お振込先]住友銀行御茶ノ水支店 普通預金 口座番号:879136
口座名義:デジタル医用画像の色シンポジウム
●セミナーへの要望募集
「こんなセミナーを受講したい」というご希望を上記参加申込時にお知らせ
下さい。できるだけご要望の多いものから3講座程度開講し、参加者全員に無
料で受講していただく予定です。
●お問合せ先
――――――――――――――――――――――――
デジタルバイオカラー研究会 設立準備委員会 事務局
〒113-8519 文京区湯島1-5-45
東京医科歯科大学医学部附属病院検査部気付
担当者 西堀 眞弘
TEL: 03-5803-5628(ダイヤルイン)
E-mail: mn.mlab@med.tmd.ac.jp
URL: http://square.umin.ac.jp/biocolor/
――――――――――――――――――――――――
[2000年2月1日 デジタルバイオカラー研究会 設立準備委員会 西堀眞弘]
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[Q&A] ◆FMS導入交渉のポイント
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(Q)FMS契約時に、病院側から業者にどのような要求を呈示すればいいで
しょうか。
(A)FMS(Facility Management ServiceあるいはFacility Managed
System)には、業者側が検査システムを含む検査設備・消耗品一切を、医療機
関が人・施設を分担して検査部門を共同運営する形態が増えてきています。初
期投資や経常コストを軽減できる反面、人件費は変わりなく、業務内容が制約
されるデメリットもあります。業者との交渉でポイントになるのは、(1)検
査収入の分配比率および(2)機器や試薬の選択です。いずれにせよ比較的う
まくいっているところ、あるいは断念したところさまざまなので、導入に当
たっては、各施設に実情を直接問い合わせ、自施設の状況と併せ十分に比較検
討する必要があります。
なお、最近では業者との契約を工夫することにより、病院所属の検査技師の
身分を保証したうえでブランチラボ方式を採用する施設もあるので、下記文献
や以前のQ&Aなどを参考にされるとよいでしょう。
【参考文献】
[1]村井 哲夫:中央検査部ブランチ化の問題点.第18回日本臨床検査医会総会
講演会記録
(http://www.jaclap.org/labcp/v018n1t001.html)
【関連Q&A】
[1]FMSの導入に当たって注意すべき点を教えてください。
(http://www.jaclap.org/consult1998.html#19980323a) -1998.03.23
回答日:2000年1月25日
回答者:認定臨床検査医 村井 哲夫(No.140)
[ホームページ/臨床検査ネットQ&A(その他)]
* ========================≪ JACLaP WIRE ≫======================== *
[Q&A] ◆キシロース吸収試験
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(Q)キシロース吸収試験の尿検体の扱いと検査時の注意を教えて下さい。
(福岡県 臨床検査技師)
(A)尿を検体とする場合、冷蔵庫保存で2日間、冷凍すれば長期間安定であ
ると言われています。
なお、小腸粘膜の機能を調べる検査としては、特異性および感度が必ずしも
十分でないとの意見もあり、嘔吐時、空腹を守れなかった時、各種の薬物投
与、腹水あるいは腎機能障害によっても測定値は低くなるので、データの判断
には注意が必要です。
詳しくは下記の文献を参照して下さい。
【参考文献】
[1] Todd-Sanford Clinical Diagnosis By Laboratory Methods 15th
edition, 914-915 (Davidson and Henry Saunders), 1974
[2] グラッドウオ-ル臨床検査学 第1巻臨床化学、263-264および587-588(玄
番昭夫・荒木仁子)、医歯薬出版、1984年
回答日:2000年2月16日
回答者:認定臨床検査医 佐藤 豊二(No.305)
[ホームページ/臨床検査ネットQ&A(生化学検査)]
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[Q&A] ◆バンコマイシンのTDM
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(Q)バンコマイシンの血中濃度をモニターする際知っておくべきことを教え
て下さい。(大阪府 臨床検査技師)
(A)
I 定常状態
薬剤の投与をくり返すと薬剤の吸収と排泄(代謝も含む)がある時点でつり
あって、あるpeak濃度とtrough濃度(次回投与直前の濃度)の間で一定の幅で
変動する状態をさします。半減期の5〜6倍経過後に達すると考えられていま
す。
II バンコマイシン
1.抗菌力
バンコマイシンはグリコペプタイド系の抗生物質であり,好気性,嫌気性の
グラム陽性菌に対して,抗菌力を示します。グラム陰性菌に対しては無効で
す。作用機序は細胞壁合成必要なペプチドグリカン前駆体と構造が近く,β-
lactam剤と同様にペプチドグリカンの合成を阻害します。
2.体内動態
経口投与では,ほとんど吸収されないので,TDMの対象となりません。
点滴静注した場合は,ほとんど代謝を受けず24時間以内に約85%が腎から排
泄される腎排泄型の薬剤です。半減期は年齢差があり新生児6-10時間,乳児4-
5時間,小児2-3時間,成人4-6時間です。腎障害があった場合は延長するの
で,高齢者では成人より長くなります。
3.定常状態
成人で半減期の5倍とすると投与開始から2-3日後に到達します。
4.採血
副作用(adverse effect)の防止には,trough濃度の測定が重要です。一日
2回の投与とした場合,定常状態を考慮すると,投与開始3日目の点滴開始直前
が一回目の採血となります。投与開始日に検査依頼をする医師は定常状態に関
する知識に欠けていると検査室から判断されることになります。peak濃度は分
布相(臨床薬理でいうα相)を考慮すると点滴終了後1-2時間後となります。
5.血中濃度(中毒域)
trough濃度で30μg/ml以上が中毒域とされています。peak濃度はあまり測定
されていませんが、60μg/ml以上は中毒域とされています。
6.adverse effects
腎毒性はtrough濃度と関係しますが,発生率は5%以下と報告されていま
す。
第VIII神経に関連して,目眩,耳鳴,聴力低下が報告されています。
Red Neck syndromeと呼ばれるヒスタミンを介する過敏症がありますが、点
滴速度を落とすことで予防可能です。
その他として,静脈炎,白血球減少,好酸球増多などが報告されています。
7.解析software
Windows及びMacintoshのExcelで動くVCM-TDMを利用できます。問い合わせ先
は塩野義製薬医薬情報本部VCM係(Tel 06-6458-5861内線678,FAX 06-6454-
0126)。
回答日:2000年2月17日
回答者:認定臨床検査医 西園寺 克(No.234)
[ホームページ/臨床検査ネットQ&A(生化学検査・微生物検査)]
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[編集後記]◆未来ビジョン検討委員会の生い立ちについて
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本号の新委員および議事要旨のお知らせにある通り、本会常設委員会のひと
つとして、今年から未来ビジョン検討委員会が設けられることになりました。
時節柄余り違和感のないニュースではありますが、やや唐突な感じを受けられ
た会員諸氏もおられると思いますので、この場を借りて設置に至る経緯を簡単
にご紹介いたします。
ここ数年来、検査医業界あるいは検査医を取り巻く状況が厳しさを増しつつ
あり、検査医会をはじめ関連団体が鋭意対応に追われているのはご承知の通り
ですが、特に将来への不安を募らせている中堅会員から、会としての対応が手
緩いのではないかとの意見が多く寄せられるようになりました。そこで、これ
からの検査医のあるべき姿を考える勉強会のようなものができないかという話
になり、1998年11月10日に有志から会長に提案書が提出されるに至りました。
当時の大場会長がこれを前向きに取り上げられ、幹事会で継続的に検討すると
ともに、日本臨床病理学会の総会会期中に、有志が議論する場が持たれるよう
になりました。また同じような背景から、昨年5月の幹事会において、本会に
も日本医師会総合政策研究所のような組織を設けてはどうか、という提案があ
りました。
このような経緯を受け、先日新体制になってはじめて開催された常任理事会
において、有志による提案書に概ね沿った名称の委員会の新設が認められるこ
ととなりました。この間、提案書の趣旨をご理解いただき、具体化のためご尽
力いただいた大場康寛前会長、並びに具体化の英断を下された河野均也新会長
をはじめ、お力添えいただいた方々に謹んで敬意を表したいと思います。
強い危機感に裏打ちされた委員会ではありますが、具体的に何をするかはこ
れから議論しなければなりません。高木康委員長のもと、ただいま委員の人選
が進められていますので、ご意見のある方は是非委員長あるいは委員会事務局
の西堀までお寄せ下さい。
[編集担当 西堀眞弘]
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JACLaP WIRE No.19 2000年2月23日
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